DDR5 DDR4 パソコン(PC)用 メモリの話 スペック表 ランク DPC チャネルの説明

DDR4 MEMORYパソコン
DDR4 MEMORY

分かり易いメモリの話

メモリにまつわる話は多く、大抵よく分かりません。
自分への覚書用に(よく忘れるので)、自分に分かり易く書きます。
表題では「チャネル」としましたが、本文内は「チャネル」と記載しています。
使い分けが分かりません。
製品としてのメモリモジュールを、本文内では「メモリ」と記載しています、お読み変えください。

メモリについて DDR5への移行

メモリは、低速なストレージからのプログラムやデータの読み込みを、高速化するためのワークエリアのようなものです。
最近はストレージが高速化されています。
このままストレージとメモリの速度差が縮まると、メモリの存在意義が薄れてしまいます。
加えて、プロセッサー(CPU)も高速化されている事から、より速いメモリが望まれていて、メモリはDDR4後継のDDR5へ移行しつつあります。
DDR5はDDR4の2倍の帯域幅をサポートします。

メモリの役割がよくわからないという方は、メモリとは、メモリの役割をご覧ください。

メモリーのオーバークロック

メモリを定格より高いクロックで動作させること。
Intelでは、XMP(Extreme Memory Profile)
AMDでは、EXPO(Extended Profiles for Overclocking)
という仕様が提唱されています。
メモリーとマザーボードが対応している必要がありますが、規格対応していれば、ほぼ動作するのではないかと思ってます・・・が、動かないこともある。

ランク(Rank)について

メモリには、1R(1ランク)製品と2R(2ランク)製品があります。
メモリは容量に関わらず64bit単位で読み書きがおこなわれます。
この64bitの呼び出し単位でメモリチップはグループ(ブロック)化され、この1グループをランクと呼びます。
メモリを構成するメモリチップ数が多い場合、1ランクでは収まらないので2ランク製品があります。
メモリ容量が大きい場合や、小容量のチップが使われている場合には2ランク製品になります。

ex. 1ランク、2ランク

>メモリは容量に関わらず64bit単位で読み書きを行います。
1チップ2GBのメモリチップがあったとします。
1チップに対して8bitづつ読み書きする。
8チップ(16GB) X 8bit で64bit
これが1ランク製品です。

同じチップで32GBメモリを考えます。
16チップ(32GB)X 8bit だと128bitになってしまいます。
そこで、
8チップ(16GB) X 8bit で64bit
8チップ(16GB) X 8bit で64bit
このように2セット(グループ)で32GBにします。
これが2ランク製品です。

同じ仕様で、4GBチップを使えば、32GBメモリでも4GB X 8チップで32GB容量の1ランク製品になります。
チップ容量とメモリ容量によって、1ランク製品であったり2ランク製品であったりします。

DPC (DIMM Per Channel)について

これは、マザーボードやCPUのスペック表示に使われます。
チャンネルあたりに、何枚のメモリを装着するかを表し、
1DPC
2DPC
と表記されます。
1DPC:チャンネルあたり1枚装着
2DPC:チャンネルあたり2枚装着
になります。
チャンネルについては後述します。

参考:第 12 世代インテル® Core™ プロセッサーをサポートするインテル® 600 シリーズ・マザーボードへの DDR5/DDR4 メモリーモジュールの取り付け

DPCとランク表示 スペックの見方・読み方

ex.
1DPC 1R:7200+
1DPC 2R:6000+
2DPC 1R:5600+
2DPC 2R:4800+
上記のような記載は、
1DPC 1R:1ランク製品をチャンネルあたり1枚装着時の仕様
1DPC 2R:2ランク製品をチャンネルあたり1枚装着時の仕様
2DPC 1R:1ランク製品をチャンネルあたり2枚装着時の仕様
2DPC 2R:2ランク製品をチャンネルあたり2枚装着時の仕様
です。

ex.
1DPC 1R:7000+
1DPC 2R:6600+
2スロット製品で上記の仕様の場合、2スロット、2チャンネルとなります。
1チャンネルあたり2枚は装着できませんので、2DPCの記載がありません。

チャンネル デュアルチャネル(動作)

マザーボードには、メモリのスロットが2つのものと4つのものがあります。
スロット数に関係なく、データの読み出し書き込みをする機能をチャンネルと呼び、通常は1チャンネルで2スロットまで対応します。
メモリのスロットが4つあるものでもチャンネルは2つです。
逆にスロットが2つのものでも2チャンネル仕様であるのが一般的です(昔は1チャンネルのものもあった話)。

メモリのスロットが2チャンネルあるマザーボードでは、それぞれ(別々)のチャンネルを協調動作させることによって、読み出し速度、書き込み速度を上げる事ができます。これをデュアルチャンネルと呼びます。

以下のようにメモリを差します。
チャンネルA1+チャンネルB1
チャンネルA2+チャンネルB2
実際の装着についてはマザーボードのマニュアルに記載がありますのでご覧ください。
デュアルチャネル(動作)では、1.5倍ほどの向上が見込まれます。

また、それぞれのスロットで、対応メモリスペック(速度)が異なるものなので、この場合、遅い方のスペックで動作します。
デュアルチャンネルで動作させるためには、同容量の同じ仕様のメモリを使うことになりますので、2枚組で売っているメモリを購入するのが間違いありません。

「デュアルチャンネル」は動作仕様です。「シングルチャンネル」は本来、動作仕様ではないのですが、ゴチャにされて解説されているサイトが多いです。
(どうしても言いたいなら、せめて「シングルチャンネル」と「シングルチャンネル動作」と表記を分けたらいいと思うのですが。・・・混沌は(闇)鍋で煮込まれる)

DDR5 規格一覧

Ryzen 7000シリーズのCPUの定格最大メモリクロックは、DDR5-5200。
(4枚差しの場合、DDR5-3600)
定格以上で使用する場合、OC(オーバークロック)メモリになります。

チップ規格モジュール規格帯域(GB/s)
DDR5-4000PC5-3200032.0
DDR5-4400PC5-3520035.2
DDR5-4800PC5-3840038.4
DDR5-5200PC5-4160041.6
DDR5-5600PC5-4480044.8
DDR5-6000PC5-4800048.0
DDR5-6400PC5-5120051.2
DDR5-6600PC5-5280052.8
DDR5-6800PC5-5440054.4
DDR5-7000PC5-5600056.0
DDR5-7200PC5-5760057.6
DDR5-7600PC5-6080060.8
DDR5 規格一覧

DDR4 規格一覧

Ryzen 5000シリーズのCPUの定格最大メモリクロックは、DDR4-3200。
(4枚差しの場合、DDR4-2667*1)
定格以上で使用する場合、OC(オーバークロック)メモリになります。
*1:AMDのスペックシートでは、「System Memory Specification:Up to 3200MT/s」とだけあるものがあって、複数枚を差した場合のスペックが案内されていないものがあります。DDR4-2667は記載のあったCPUです。

チップ規格モジュール規格帯域(GB/s)
DDR4-2400PC4-1920019.2
DDR4-2666PC4-2133321.3
DDR4-3200PC4-2560025.6
DDR4-3600PC4-2880028.8
DDR4-4200PC4-3360033.6
DDR4-4266PC4-3410034.1
DDR4-4400PC4-3520035.2
DDR4-4600PC4-3680036.8
DDR4-4800PC4-3840038.4
DDR4-5000PC4-4000040.0
DDR4-5200PC4-4160041.6
DDR4-5333PC4-4266642.6
DDR4-5600PC4-4480044.8
DDR4 規格一覧

メモリについての補足説明

メモリとは、メモリの役割

コンピューターは、基本、プロセッサー(CPU)でプログラムを実行したり、データ処理をおこないます。このプログラムやデータはストレージ(SSDやHDD)から読み込まれて処理が行われますが、プロセッサーに比べてストレージはとても低速です。
プロセッサー内部には、読み込んだプログラムやデータを保存する領域がありキャッシュメモリと呼ばれますが、サイズは相対的に小さいです。
そこで、プロセッサーやキャッシュメモリよりは低速ながら、ストレージよりは高速なメモリを用意して、コンピューターの処理速度を上げ(プロセッサーの待機時間を減らし)ています。
コンピューターの使い方によるところですが、パソコンの使われ方によってはメモリの速度はそれほど問題になりません。
メモリにCPUが必要とするデータ(プログラムを含む)が無い場合、それはメモリが無い(無活用)のと同じでストレージに取りに行きます。最近はCPUに大きなキャッシュが搭載されるようになってきましたので、それに見合った容量(多く)を載せた方がメモリの活用としては有効になります。
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