自作PC マザーボードの選び方｜用途・CPU・ケースで決める3つのポイント

失敗しないマザーボードの選び方ガイド｜自作PC初心者でも安心！

「自作PCを始めたいけど、どのマザーボードを選べばいいかわからない…」 「マザーボードって何が違うの？」

そんな疑問を抱えているあなたへ。マザーボードは、パソコンの心臓部ともいえる重要なパーツです。すべてのパーツを繋ぎ、PCの性能を最大限に引き出すための土台となります。

この記事では、自作PC初心者向けにポイントを3つに絞り、自作PC初心者の方でも失敗しないように、マザーボード選びのポイントを解説します。

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1. マザーボード選び、最初の3ステップ

マザーボード選びは、いきなり製品を比較するのではなく、まず以下の3つのステップを踏むことが重要です。

1. PCの用途を明確にする：ゲーム、動画編集、オフィス作業など、PCを何に使うかによって必要なスペックが変わります。
2. CPUを決める：マザーボードはCPUに合わせて選ぶのが基本です。Intel製かAMD製か、どの世代のCPUを使うかを決めましょう。
3. PCケースを決める：マザーボードのサイズ（フォームファクター）は、PCケースの対応規格に合わせます。コンパクトなPCが欲しいのか、大きくてもいいのか。大きなPCケース=大きなマザーボードの場合、インターフェースが豊富になり冷却もしやすくなります。

この3つを先に決めることで、スムーズにマザーボードを絞り込むことができます。

より詳しい話：
AMD CPU Ryzen 9000シリーズ
AMD CPU Ryzen 7000シリーズ
AMD APU Ryzen 8000Gシリーズ
AMD CPU Ryzen 5000シリーズ
intel 第14世代 CORE i プロセッサー

2. マザーボード選びの重要ポイント6選

具体的なマザーボードの仕様を見ていく上で、特に重要な6つのポイントを解説します。

2-1. CPUソケットとチップセット

マザーボードとCPUの互換性を決める最も重要な要素です。

• CPUソケット：CPUをマザーボードに取り付ける部分の規格です。IntelとAMDで形状が異なり、同じメーカーでも世代によってソケットが異なります。
  • 例：Intelの「LGA1700」、AMDの「Socket AM4/AM5」など。
• チップセット：マザーボードの心臓部とも言え、搭載できるCPUの種類、メモリーの規格、拡張スロットの数や種類などを決定します。チップセットによってグレードが分かれており、オーバークロック対応や接続端子の数が変わってきます。

ポイント： まず、自分が使いたいCPUのソケットとチップセットに対応しているかを確認しましょう。

より詳しい話：
AMD AM4 500シリーズ チップセット
AMD AM5 600シリーズ チップセット
AMD AM5 800シリーズ チップセット
Intel LGA1700 600、700シリーズ チップセット

2-2. サイズ（フォームファクター）

マザーボードのサイズと形状の規格です。PCケースの対応規格に合っているか、必ず確認しましょう。

• ATX：最も一般的なサイズで、拡張スロットやポートの数が豊富です。
• microATX：ATXより小型で、価格も安価な製品が多いです。拡張性はATXに劣りますが、一般的な用途には十分です。
• Mini-ITX：最も小型の規格で、コンパクトなPCを組むのに適しています。拡張性は限られます。

ポイント： 初めての自作PCなら、製品数が多く、拡張性も確保できるATXまたはmicroATXがおすすめです。

2-3. メモリスロットと対応規格

メモリーを搭載するためのスロットです。

• スロット数：通常2～4スロット搭載されています。複数スロットにメモリーを挿すことで、性能が向上します。
• 対応規格：DDR4やDDR5など、CPUやチップセットによって対応するメモリー規格が異なります。
• 最大容量：マザーボードが対応するメモリーの最大容量を確認しましょう。

ポイント： 今後メモリーを増設する可能性がある場合は、スロット数に余裕のあるマザーボードを選びましょう。

より詳しい話:
パソコンのメモリの話

2-4. 拡張スロットとストレージ用ポート

将来的な拡張性を左右する重要なポイントです。

• PCI Expressスロット：グラフィックボードやサウンドカードなどを増設するためのスロットです。
• M.2スロット：高速なNVMe SSDを搭載するためのスロットです。ゲームや動画編集をするなら、複数のスロットがあると便利です。
• SATAポート：HDDやSATA接続のSSDを接続するためのポートです。

ポイント： PCの用途に合わせて、必要なスロットやポートの数をチェックしましょう。特にゲームやクリエイティブな作業をする場合は、M.2スロットの数をしっかり確認してください。

2-5. 接続端子（I/Oポート）

PCの背面にある、USBポートやLANポートなどの接続端子です。

• USBポート：Type-AやType-Cの数や規格（USB 3.2 Gen2など）を確認します。
• 映像出力端子：HDMIやDisplayPortなど、CPUの内蔵GPUを使う場合に必要となります。グラフィックボードを搭載する場合は不要です。
• オーディオポート：ヘッドフォンやスピーカーを接続するための端子です。

ポイント： 普段使う周辺機器に合わせて、必要な端子の数や規格が揃っているか確認しましょう。

2-6. 電源回路（VRM）と冷却機能

PCの安定性やオーバークロック耐性を左右する重要な要素です。

• 電源フェーズ数：CPUに電力を供給する回路の数です。数が多いほど安定した電力供給が可能で、オーバークロック時の安定性が向上します。
• ヒートシンク：熱を放散するための冷却パーツです。電源回路やチップセットの熱を効率的に逃がすことで、PCの安定動作に貢献します。

ポイント： 高負荷な作業やオーバークロックをする場合は、電源フェーズ数が多く、大型のヒートシンクが搭載されたモデルがおすすめです。

3. 用途別マザーボードの選び方

最後に、用途別にどんなマザーボードがおすすめかを紹介します。

まとめ：マザーボード選びは「目的」から始めよう

マザーボードは、PCの「目的」を達成するための土台です。

「CPU」「PCケース」「用途」の3つを最初に決めることで、迷うことなく最適なマザーボードを見つけることができます。

この記事を参考に、あなたにぴったりのマザーボードを見つけて、快適な自作PCライフを楽しんでください！

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