AMD ソケットAM5 チップセット600シリーズ(X670E,X670,B650E,B650,A620)製品ラインナップ比較、機能

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このページは、ソケットAM5のAMDチップセット600シリーズの内容になります。
マザーボード選びのベースになる資料です。

AMDチップセット600シリーズは、ソケットAM5のRyzen 7000シリーズ、Ryzen 8000Gシリーズ対応、メモリがDDR5対応、PCIe5.0対応となりました。

以前のソケット AM4対応のチップセットについては、以下をご覧ください。
(Ryzen 5000シリーズCPU以前)
AMDソケット AM4 チップセット 500シリーズ 比較、まとめ、セットするCPU

AMD ソケット AM5 について (Socket AM5)

ソケットAM5は、AMDのCPUソケット名称。
AM5以前には、AM3+、FM2+、FS1b、AM4とありました。
それぞれのソケット毎に対応するCPUをセットする事になります。
ソケットAM5対応のCPUは、Ryzen(ライゼン) 7000シリーズ、Ryzen 8000GシリーズのCPU(プロセッサー)です。

AMD Chipsets(チップセット) 600シリーズ

AMDチップセット 600シリーズは、
X670E
X670
B650E
B650
A620
がラインナップされています。

メモリがDDR5対応となりました。
もし手元にDDR4メモリがあっても互換性がないので使用できません。
もっとも、ストレージが高速化し、メモリとの速度差が縮まってきたことに対し、DDR5を使用することでメモリの優位性を取り戻したわけなので、大きなアドバンテージとなります。
型番に「E」のつくものとつかないものがありますが、後述のグラフィックス用のバスがPCIe®5.0かPCIe®4.0の違いになります。

PCIe(PCI-Express) グラフィックスとNVMeのサポート

PCIeは、PCI-Expressの略名称。
PCI-Expressは、CPUやチップセットが他のデバイス – グラフィックスボード(グラボ、GPU)やストレージ(m2、SSD等)、その他(サウンドカード等)とデータをやり取りする通路。

以下の値は、「ダイレクト・プロセッサー PCIe」です。
AMD公式 – AMD ソケット AM5 チップセット 仕様

グラフィックスNVMe
X670EPCIe®5.0 1×16/ 2×8PCIe®5.0 1×4
X670PCIe®4.0 1×16/ 2×8PCIe®5.0 1×4
B650EPCIe®5.0 1×16/ 2×8PCIe®5.0 1×4
B650PCIe®4.0 1×16/ 2×8PCIe®4.0 1×4 *1
A620PCIe®4.0 1×16PCIe®4.0 1×4

チップセット600シリーズから、PCIe®5.0(後述)対応が始まりました。
型番に「E」のつくものがグラフィックス用のバスがPCIe®5.0対応になります。
B650、A620ではグラフィックス用のバスだけではなくNVMeもPCIe®4.0になります。
*1:マザーボードのオプション対応でPCIe®5.0もあります。

グラフィックス・レーン数 – 仕様・比較

グラフィックスとはその名の通り、GPU(Graphics Processing Unit)ボードの接続スペック。
グラフィックボード/ビデオカードは、PCIeスロットと呼ばれるところに刺します。
1×16/ 2×8は、16レーンが1つ or 8レーンが2つの組み合わせ。
レーンは、PCIeの通信経路の1組で、複数を束ねて大量のデータを通信するようになります。
1レーンの通信速度は世代で異なります。
PCIe®5.0:32Gbps
PCIe®4.0:16Gbps
スペック的には以下になります。

仕様グラフィックス 最大通信量
X670EPCIe®5.0 1×16/ 2×8512Gbps x1 or 256Gbps x2
X670PCIe®5.0 1×16/ 2×8256Gbps x1 or 128Gbps x2
B650EPCIe®5.0 1×16/ 2×8512Gbps x1 or 256Gbps x2
B650PCIe®4.0 1×16/ 2×8256Gbps x1 or 128Gbps x2
A620PCIe®4.0 1×16256Gbps x1
グラフィックス チップセット600シリーズ

(PCIe®5.0) 32Gbps X (レーン数)16 = 512
という計算です。
チップセット500シリーズに比べて、チップセット600シリーズは、同等か倍のスペックになります。
「x2」はレーンを分割して、GPU(グラフィックスボード)を2枚動作させる仕様。

NVMe(M.2)は、ストレージ用 データ伝送量 – 仕様・比較

NVMe(Non-Volatile Memory Express)とは、(フラッシュ)ストレージのために最適化された通信プロトコルの名称。
M.2は、SSDの接続端子について定めた規格の名称。
仕様は「1×4」となってますが、対応するPCIe®世代から、以下のようになります。
これは、チップセットの仕様で、マザーボード側で2つ目のM.2を用意することもあります。

仕様NVMe 最大通信量
X670EPCIe®5.0 1×4128Gbps(16000MB/s) x1
X670PCIe®5.0 1×4128Gbps(16000MB/s) x1
B650EPCIe®5.0 1×4128Gbps(16000MB/s) x1
B650PCIe®4.0 1×4 *164Gbps(8000MB/s) x1
A620PCIe®4.0 1×464Gbps(8000MB/s) x1
NVMe チップセット600シリーズ

bps(bits per second)は、1秒間の伝送レートで、ビット数。
G=ギガ、M=メガは、B=バイト、情報の単位。
bit(ビット)は2進数の1桁。1Byte(バイト)は8ビットとなっています。
1Gbpsは、1000Mbpsなので、128Gbpsは、128000Mbps=(128000/8)=16000MB/sが上限です。
ただし、PCIe®5.0対応のM.2 SSDは、スペックこそPCIe®4.0の64Gbps(8000MB/s)を超えているもののまだまだ伸び代がある状況です。爆熱らしいので寿命も心配。
*1:マザーボードのオプション対応でPCIe®5.0もあります。

PCIe®レーン 数 – 仕様・比較

レーン合計/PCIe® 5.0 (最大)
X670E44/24
X67044/8
B650E36/24
B65036/0
A62032/0
レーン数 チップセット600シリーズ

PCIe® 5.0レーン数は、グラフィックスとNVMeを含みます。
X670Eの場合、PCIe® 5.0レーン数は最大24レーンですが、グラフィックスで16レーン、NVMeで4レーンを使用した場合、残り4レーンとなります。

USB数、SATAポート数 – 仕様・比較

USB 5 GbpsUSB 10 GbpsUSB 20 GbpsSATAポート
X670E21228
X67021228
B650E1614
B6501614
A620224
USB,SATAポート数 チップセット600シリーズ

SATA ポートは、または PCIe® 3.0という仕様です。
PCIe®3.0は8Gbpsという通信量になります。

SATAポートは、第3世代の「SATA3」または「SATA6.0」と呼ばれ、HDDやSSDを繋げます。
データ転送速度の理論値は最大6.0Gbpsです。
6000Mbps=750MB/sとなりますが、実効転送速度は600MB/s程度。

ネットワークドライブには申し分ありませんが、パソコン内蔵ストレージには、今となっては遅く感じます。

オーバークロック対応 – 仕様・比較

CPUオーバークロック対応DDR5 メモリ オーバークロック対応
X670Eはいはい
X670はいはい
B650Eはいはい
B650はいはい
A620いいえはい
CPUオーバークロック、メモリオーバークロック対応 チップセット600シリーズ

オーバークロックして楽しみたい方向け情報。
Ryzen 7000シリーズのCPUの定格最大メモリクロックは、DDR5-5200です。
(4枚差しの場合、DDR5-3600になる)
定格以上のメモリを使う場合はOC(オーバークロック)対応のメモリを使用することになります。

AMD チップセット(Chipset) 600シリーズ まとめ

AMD チップセット600シリーズは、対応CPUがRyzen 7000シリーズ以上となり、Ryzen 7000シリーズのスペックをどれだけ引き出せるかが型番の違いとなります。
これらは以前のAM4ソケットに比べて、DDR5メモリの対応やPCIe®5.0 対応が大きな魅力。
パソコンでCPUだけが高機能化しても、データが供給されなければCPUはアイドル(待ち)になるので、気分的にモヤモヤします。
メモリやストレージが強化されてバランスよくパフォーマンスアップされます。
PCIe®5.0対応のグラボなら、X670E、B650E。
PCIe®4.0までのグラボなら、B650でもOK。
マザーボードメーカーがどんな方向にデザイン(設計)してくるかでも特徴は変わってきますので、自分の欲しいスペックと考え合わせて参考にしてください。

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[下位グレードから調べるあたりが懐事情を反映しています。
B650までは調べると思います。それ以上は予算を超えるので、多分調べません]

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