ASRock mATX マザーボード
ASRockな理由は、自分がASRockのマザーボードでPCを組み立てるだろうから。
初めての自作PCこそASRockではなかった、しかし、2台目のASRockが気に入って、以来、ASRockマザーばかりで、時間があれば、他メーカーも調べます。
マザーボードには大きく、ATX規格とmATX(microATX)規格があります。
ATXは、305×244mm。
mATXは、244×244mm。
基盤が大きいほど、端子数は増え、拡張性が高くなりますが、同じハイグレードなマザーボードを求める場合、基盤が小さいと配線の取り回しの為に基盤の大きなものより多層になったりして、設計が難しく、かつ、高コストです。
ハイエンドなPCを考えるならハイグレードなATXマザーボードの方が有利(メリットも多い)ですが、それならソケット AM5を考えた方が良さそうなので、まずはmATXから調べます。
ASRock mATX マザーボード価格
2023.4.1調査値(価格.comの最安値)
金額は変わりますので、目安でしかありません。
この頃はこの値段だったという指標(参考)にもなると思います。
X570M Pro4 | 29,480 |
B550M Steel Legend | 16,980 |
B550M PG Riptide | 16,980 |
B550M Phantom Gaming 4 | 12,980 |
B550M Pro4 | 14,800 |
B550M-HDV | 10,979 |
A520M Pro4 | 10,278 |
A520M Phantom Gaming 4 | 9,878 |
A520M-HDV | 8,280 |
電源フェーズ
電源フェーズは、CPUに電気を供給する回路の数です。数が多いほど、回路あたりの負荷が小さく済みますし、発生する熱も少なくなります。
オーバークロックする場合、定格以上の電気を供給することになりますので、電源フェーズが多いほど安定しやすいと言えます。
X570M Pro4 | 10 電源フェーズ |
B550M Steel Legend | 10 電源フェーズ |
B550M PG Riptide | 8 電源フェーズ |
B550M Phantom Gaming 4 | 8 電源フェーズ |
B550M Pro4 | 8 電源フェーズ |
B550M-HDV | 6 電源フェーズ |
A520M Pro4 | 8 電源フェーズ |
A520M Phantom Gaming 4 | 8 電源フェーズ |
A520M-HDV | 6 電源フェーズ |
マザーボード 対応 メモリ
SATA3の実効転送速度は600MB/sとされるので、メモリ(DDR4-2400)で比較すると32倍の速度差がありました。X570のNVMeの上限は、8000MB/s(8GB/s)でしたので、DDR4-2400で比較すると2.4倍と、まだまだ高速ではありますが、ストレージとメモリの速度差はかなり縮まってきていると言えます。
このような事から、AMD チップセット 600シリーズではDDR5への移行がされます。DDR5はDDR4の2倍の帯域幅をサポートします。
チップ規格 | モジュール規格 | GB/s |
DDR4-2400 | PC4-19200 | 19.2 |
DDR4-2666 | PC4-21333 | 21.3 |
DDR4-3200 | PC4-25600 | 25.6 |
DDR4-3600 | PC4-28800 | 28.8 |
DDR4-4200 | PC4-33600 | 33.6 |
DDR4-4266 | PC4-34100 | 34.1 |
DDR4-4400 | PC4-35200 | 35.2 |
DDR4-4600 | PC4-36800 | 36.8 |
DDR4-4800 | PC4-38400 | 38.4 |
DDR4-5000 | PC4-40000 | 40.0 |
DDR4-5200 | PC4-41600 | 41.6 |
DDR4-5333 | PC4-42666 | 42.6 |
DDR4-5600 | PC4-44800 | 44.8 |
メモリ スピード上限、スロット数、最大容量
CPUによってサポートされるメモリは異なります。
例えば、AMD Ryzen シリーズ 第4世代CPU (Vermeer) は、DDR4 3200が定格で、それ以降はオーバークロック(OC)によりマザーボードの対応です。
X570M Pro4 | DDR4 4666+ (OC) | 4 | 128GB |
B550M Steel Legend | DDR4 4733+ (OC) | 4 | 128GB |
B550M PG Riptide | DDR4 4733+ (OC) | 4 | 128GB |
B550M Phantom Gaming 4 | DDR4 4733+ (OC) | 4 | 128GB |
B550M Pro4 | DDR4 4733+ (OC) | 4 | 128GB |
B550M-HDV | DDR4 4733+ (OC) | 2 | 64GB |
A520M Pro4 | DDR4 4733+ (OC) | 4 | 128GB |
A520M Phantom Gaming 4 | DDR4 4733+ (OC) | 4 | 128GB |
A520M-HDV | DDR4 4733+ (OC) | 2 | 64GB |
マザーボード SATA3、RAID コネクタ 比較、違い
RAIDは、RAID 0, RAID 1 および RAID 10のサポート。NCQ、AHCI およびホットプラグ機能
○*は、RAIDに制限があり。NVMeの2つ目とレーン共有されているSATA3があり、いずれかが使用されている場合、無効になる機能があります。
障害発生時、RAID1やRAIDO10は同一運用時間に達したHDD(SSD)に切り替えます。なので、遠くないうちに(場合によっては数日のうちに、最悪、数時間のうちに)同一障害になることがあります。
障害復旧作業(リカバリ)で、新しい(未使用の)HDD(SSD)が使われれば、再障害復旧作業(リカバリ)で助かります。
要は、RAIDでの障害復旧を考えるのであれば、障害発生時を見越して、予備HDD(SSD)を用意すべきです。ということです。
ウチでは、データはバックアップを基本にします。
システムやアプリは再インストールを考えています。
データはNASに保存、パソコン単体でのデータ運用はあまり考えていないので、SATAは2つ3つあれば十分です。
RAID0は使ったことがあって、SSDがまだ高価だった時、64GBX2でシステムディスクにしていた時があります。128GBのSSDを買うよりずっと安かったので。RAID0で64GBX2は128GBとして利用可能、速度も向上、耐障害性は1/2に半減。
パソコン単体で大容量のディスク構成を行いたい方には、SATA3は多い方が良いだろうけど、HDD(SSD)の大容量化も進んでいるので、古い少サイズのものを複数使うよりは買い替えて大容量にしたほうが障害耐性の面からも良いでしょう。
SATA3 | RAID | |
X570M Pro4 | 8 | ○ |
B550M Steel Legend | 6 | ○*(SATA3_5_6) |
B550M PG Riptide | 4 | X |
B550M Phantom Gaming 4 | 4 | ○ |
B550M Pro4 | 6 | ○*(SATA3_5_6 ) |
B550M-HDV | 4 | ○ |
A520M Pro4 | 3 | ○*(SATA3_3_4 ) |
A520M Phantom Gaming 4 | 4 | ○*(SATA3_3_4 ) |
A520M-HDV | 4 | X |
マザーボード M2 ソケット、コネクタ 比較、違い
「ソケット」とか「コネクタ」とか、名称は統一してもらいたい。
何か違いに理由があるのかもしれません。
メモリとストレージ(NVMe)の速度差が縮まってます。
NVMeが無い時は、メモリとSATA接続のSSDとの構成でした。
SSDだと、HDDに比べると高速で、体感スピードは上がっていました。
キャッシュとしてのメモリはそれなりに早いのですが、それはストレージ(HDD)があまりに遅いからでした。
ストレージの高速化に伴い、メモリの重要度は相対的に下がっています。NVMeはシステムとして見るとものすごく重要です。
*は、NVMeとレーン共有されているSATA3です。
M2_1 | M2_2 | |
X570M Pro4 | Gen4x4(64Gb/s) or Gen3x4(32Gb/s) | Gen4x4 (64Gb/s) or Gen3x4 (32Gb/s) or SATA3 |
B550M Steel Legend | Gen4x4(64Gb/s) or Gen3x4(32Gb/s) | Gen3x2(16Gb/s) or SATA3* |
B550M PG Riptide | Gen4x4(64Gb/s) or Gen3x4(32Gb/s) | Gen3x2(16Gb/s) or SATA3 |
B550M Phantom Gaming 4 | Gen4x4(64Gb/s) or Gen3x4(32Gb/s) | Gen3x2(16Gb/s) or SATA3 |
B550M Pro4 | Gen4x4(64Gb/s) or Gen3x4(32Gb/s) | Gen3x2(16Gb/s) or SATA3* |
B550M-HDV | Gen4x4(64Gb/s) or Gen3x4(32Gb/s) | X |
A520M Pro4 | Gen3x4(32Gb/s) | Gen3x2(16Gb/s) or SATA3* |
A520M Phantom Gaming 4 | Gen3x4(32Gb/s) | Gen3x2(16Gb/s) or SATA3* |
A520M-HDV | Gen3x4(32Gb/s) | X |
マザーボード ネットワーク 比較、違い
家のNASが2.5 ギガビット LANだと悩むところですが。
・・・逆、悩まないで済む。「B550M Steel Legend」で決まるのだけど。
PCだけ2.5 ギガビット LANでもしょうがないです、ルーターとかが、さっさと2.5ギガ対応で安くなってくれるといいのですが。
X570M Pro4 | ギガビット LAN 10/100/1000 Mb/s Giga PHY Intel® I211AT |
B550M Steel Legend | 2.5 ギガビット LAN 10/100/1000/2500 Mb/s Dragon RTL8125BG |
B550M PG Riptide | 2.5 ギガビット LAN 10/100/1000/2500 Mb/s Dragon RTL8125BG |
B550M Phantom Gaming 4 | PCIE x1 ギガビット LAN 10/100/1000 Mb/s Realtek RTL8111H |
B550M Pro4 | PCIE x1 ギガビット LAN 10/100/1000 Mb/s Realtek RTL8111H |
B550M-HDV | PCIE x1 ギガビット LAN 10/100/1000 Mb/s Realtek RTL8111H |
A520M Pro4 | PCIE x1 ギガビット LAN 10/100/1000 Mb/s Realtek RTL8111H |
A520M Phantom Gaming 4 | PCIE x1 ギガビット LAN 10/100/1000 Mb/s Realtek RTL8111H |
A520M-HDV | PCIE x1 ギガビット LAN 10/100/1000 Mb/s Realtek RTL8111H |
PC 自作 構成(候補)
値段は調べた時の最安値(目安で)
グラボ(グラフィックスボード/ビデオカード)、持っていません。
m.2ストレージ、持っていません。
とりあえず、電源、ケースは既存のものを使おうかと。
電源は多分、500Wか650Wだと思うが。
候補1 予算、スペック
CPU | AMD Ryzen 5 5600G BOX | 18,448 |
マザーボード | ASRock B550M-HDV | 10,979 |
m.2(NVMe) | Solidigm(ソリダイム) P44 Pro SSDPFKKW010X7X1 | 13,080 |
NVMeヒートシンク | ||
メモリ | crucial(クルーシャル) CT2K16G4DFRA32A [DDR4 PC4-25600 16GB 2枚組] | 9,989 |
電源 | – | – |
ケース | – | – |
Windows(OS) | – | – |
トータル 52,496円
CPUにグラフィックス付きのRyzen 5 5600Gになっています。
NVMeはPCIeは3.0に制限されます。後にグラボを追加してもPCIe3.0X16になります。
将来的にグラボを買い、CPUを換装するアップグレードパス付きプラン。
5600Gのパソコンは7万円位から売っています(16GBメモリ、500GBストレージ、電源、ケース、OS付き)
候補2 予算、スペック
CPU | Ryzen 5 5600 BOX | 19,779 |
マザーボード | ASRock B550M-HDV | 10,979 |
m.2(NVMe) | Solidigm(ソリダイム) P44 Pro SSDPFKKW010X7X1 | 13,080 |
NVMeヒートシンク | ||
メモリ | crucial(クルーシャル) CT2K16G4DFRA32A [DDR4 PC4-25600 16GB 2枚組] | 9,989 |
グラボ | GT710-SL-2GD3-BRK-EVO [PCIExp 2GB] | 3,980 |
電源 | – | – |
ケース | – | – |
Windows(OS) | – | – |
トータル 57,807円
CPUにグラフィックス無しの5600。
NVMeはPCIeは4.0になってフルスペックになります。
グラボがPCIe2.0、2GBメモリ(DDR3)と超ショボいです。ただ、将来買い替えなら、PCIe4.0で接続できます。
購入品
CPU | Ryzen 5 5600 BOX | 19,200 |
マザーボード | ASRock B550M-HDV | 10,979 |
m.2(NVMe) | Solidigm(ソリダイム) P44 Pro SSDPFKKW010X7X1 | 12,980 |
m.2 ヒートシンク | JONSBO(ジョンスボ) M2-GRAY | 980 |
m.2 ヒートシンク | オウルテック EXTREME COOL M2 OWL-SSDHS03PS | 530 |
メモリ | CFD 「W4U3200CS-16G [DDR4 PC4-25600 16GB 2枚組] | 8255 |
グラボ | GT710-SL-2GD3-BRK-EVO [PCIExp 2GB] | 4,513 |
電源 | – | – |
ケース | – | – |
Windows(OS) | – | – |
トータル 57,437円
結局、安いグラボを買う、Ryzen 5 5600 BOXになりました。
m.2ヒートシンクが2つなのは、M2-GRAYが背が高いので、いい感じでなかった時ようにオウルテックのも買っておきました。予備用。
いい感じでない心配とは、購入グラボは、ファンレスでいいのですが、ヒートシンクが伸びていて2スロットサイズを使うのです。それが、m.2ヒートシンクと干渉しそうな感じなのです。
発注翌日、「Solidigm(ソリダイム)のm.2 SSD」、「ASUSのグラボ」、「オウルテックのm.2ヒートシンク」が届きました。ドスパラ、早!。
でも、全部揃わないと、動作確認できん。
さほど時間を置かず、つくも発注のパーツも届きました。「マザーボード」と「JONSBOのm.2ヒートシンク」
あとは、amazonnからCPUとメモリが届けば・・・。
コメント